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疑惑の凶弾  その8

| テロ・陰謀・超現象編 | 政治・政策提言 | 日本 | 2022年8月19日 |

疑惑の凶弾  その8

 このシリーズも8月8日以来である。当然のように捜査当局から安倍元首相銃撃の「新たな事実」が伝えられることはなく、銃撃犯とされる男の単独犯で政治的背景はなく旧統一教会に対する個人的恨みが唯一の動機とする「捜査当局のシナリオ」通りとなりそうである。

 しかしここまで書いてきたところも含めて「どうしてもぬぐい切れない疑惑」が残るため、ポイントを絞って再現したい。

 まず銃撃犯とされる男の個人的恨みによる「強い殺意」による単独犯行なら、何であんな手製銃で銃撃したのか? ライフルなどは細く長い銃身と銃弾とほぼ同じ幅の銃口から発射されるので命中精度が高いが、あんな短い銃身と広い銃口から6発ずつ発射される手製銃でいったいどう狙いを定めたのか? 事実1回目に発射された6発はすべて外れている。約3秒後に2回目を発射するチャンスに「たまたま」恵まれただけで、1回で仕留めなければ「暗殺者」ではない。

 海外の報道では、ネットに掲載された方法で同じ手製銃を組み立てて発射すると「暴発した」と伝えられている。銃撃犯とされる男にもう一度同じ手製銃を組み立てさせて発射させ、実際に目標に当たるかどうかを「検証」するべきであるが、言うだけ無駄である。

 その手製銃から実際に銃弾が発射されたとしても、次は安倍元首相に命中したとされる2発の銃弾の弾道がどうしても納得できない。2発とも2回目に発射された6発のうちの2発とされているが1発は行方不明のままである。

 警察庁と警視庁幹部が青山繁晴・参議院議員に「たぶん2回」説明した内容を、青山議員がご自身の責任でアップされた2回の動画が唯一明らかになっている「捜査当局の見解」というより「シナリオ」である。

 それによると「安部元首相の首の右前部から体内に入り右鎖骨下の大動脈を損傷させ(たぶん)右肩の骨に当たって止まった銃弾(銃弾Aと呼ぶ)」は体内から発見されており、「安倍元首相の左上腕部から体内に入り(たぶん)左鎖骨下の大動脈を損傷させた銃弾(銃弾Bと呼ぶ)」は行方不明となる。

 ポイントは2つある。1つ目は銃弾AもBも同一方向から発射されたもので(つまり銃撃犯とされる男の手製銃から同時に発射されたもので)、2つ目は安倍元首相がこの2発の銃弾で(たぶん)左右両方の鎖骨下の大動脈が損傷したことによる「失血死」で、心臓は損傷していなかったところである。

 2つ目から始めるが、心臓が損傷していないということは「銃撃された直後は安倍元首相の心臓は動いていた」となる。ところが銃撃直後の動画では医療関係者と思われる方が心臓マッサージをされている。医療関係者の方が「動いている心臓にマッサージをするか?」それに「鎖骨下の大動脈が損傷して体内で大出血しているならその血液が肺に流れ込んでもっと危険な状態になる心臓マッサージをするか?」となる。直後に届いたAEDが使われなかった事実も、銃撃直後に安倍元首相の心臓は停止していた事実を示す。

 さらに銃撃が7月8日の午前11時29分であるが、同43分の消防無線(到着直後の救急車無線)がはっきりと「心肺停止」と報告している。

 同日17時3分に安倍元首相の死亡が確認された直後、奈良県立医大の医師団が「体内から銃弾は(たぶん1発も)発見されなかった」「安倍元首相の心臓(心室)は損傷していた」と発表している。

 その直後に6時間かけた司法解剖で「銃弾は1発だけ発見されていない(つまり1発は発見されている)」「安倍元首相は失血死で心臓は損傷していない」となり、4日後の7月12日に安倍元首相のご遺体が「そそくさと」荼毘に付され、その翌日にようやく通行規制した現場検証が行われた。

 順序が逆になったが1つ目については、日本ではなぜか公開されない安倍元首相被弾の瞬間をとらえた動画を見る限り、銃弾Aの着弾が銃弾Bより微妙に早い。微妙といっても銃弾AとBが同一の手製銃から同時に(2回目に)発射されたとは思えない時間差がある。

 さらにその動画を見る限り銃弾Aは銃弾Bと同一方向から飛んできたようには見えず、(個人的感覚ではあるが)もっと高い位置から発射されて首の右前部から心臓に直接当たる角度だったと見えなくはない。少なくとも銃弾Aが安倍元首相の右肩に当たって止まったようには「絶対に」見えない。

そしてその瞬間に安倍元首相は残念ながら絶命されていたと考えると、先に書いた2つ目の状況とも辻褄が合う。言うまでもないが、安倍元首相の心臓が銃撃時に損傷していれば、その銃弾Aは高い位置から発射されたもので銃撃犯とされた男の手製銃から銃弾Bと同時に発射されたと言えなくなり、「第三者」の存在が浮かび上がるからである。

だから何が何でも銃撃時には安倍元首相の心臓は動いていたことにする必要があり、その銃弾Bが銃撃犯とされた男の手製銃から発射された銃弾と同じ種類の銃弾として体内に残っていたとする必要があった。個人的には残っていたのは銃弾Bの方だったと思う。

 ここで「第三者」が同時に高い位置から銃撃して安倍元首相の心臓を損傷したと考えても、実際に動画では銃弾Aが銃弾Bより微妙に早く着弾しているが、現実的には「ほぼ不可能」に近いほど難易度が高い。

 しかしこれらのポイントを並べるだけでも銃撃犯とされる男の単独犯行と考えるには無理も多い。繰り返しであるが、あれだけ短い銃身と広い銃口から6発も発射される手製銃で、そのうち2発が安倍元首相の左右の鎖骨下の大動脈を「正確に撃ち抜き」失血死させることは「もっと」不可能と考えられる。

 さらにもう1発は安倍元首相の議員バッジを撃ち抜いていた可能性まである。だとすると銃撃犯とされる男はあんな手製銃で6発のうち3発を命中させたゴルゴ13並みのスナイパーだったことになる。もちろんそうとは考えられない。

 いずれにしても安倍元首相銃撃の「真相」がこれ以上明らかにされることはなく、捜査当局の「シナリオ」に沿って銃撃犯とされる男の単独犯行として粛々と事件が風化していくことになる。しかしこのシリーズでは引き続き「真相」を追求していきたい。

2022年8月18日

The Stray Times(有料版)の予告   173回目

| 有料版記事予告 | 2022年8月14日 |

The Stray Times(有料版)の予告   173回目

 8月15日(月曜日)の夕方に、予定通り更新します。以下、予定内容です。

1 特別特集  米国株式が「新たなバブル段階」に入った可能性は?

8月5日に発表された7月の雇用統計が大幅に改善していたため、金融引き締めの再加速を想定した主要ストラテジストが米国株の中期見通しを一斉に引き下げた。ところが8月11日に発表された7月卸売物価指数が大幅低下し、翌12日に発表されたミシガン大学8月消費者信頼感指数(速報値)も大幅に改善していたため、ここに来て米国経済の回復期待にインフレ低下期待が加わり米国だけでなく世界の株式市場が大幅高となっている。

 主要ストラテジストの中には大慌てで米国株の中期見通しを上方修正する者も現れたが、まだ引き下げたままの者も多い。普段から自分の予想にあまり責任を持たないストラテジストという人種と金融市場(とくに株式市場)のバトルが始まってしまった。あまり前例がないバトルでその予想が難しい。

 ここは少し冷静になって、もう少し長いスパンで考えてみたい。

 
2  今週の「注目すべき」銘柄    ソフトバンクグループ(以下、SBG)

 8月8日にSBGの2022年4~6月期決算が発表され、3兆1627億円もの純損失となった。さすがの孫社長も憔悴して反省の弁しか出てこなかった。

 ところで本コーナーでは7月11日に先行してSBGの2022年4~6月期決算は悲惨なものになると書いてあり、発表された内容も「ほぼその時点の予想通り」である。つまり現時点においては、SBGが「再浮上する可能性」に留意しなければならない。

 そのポイントも含めて、SBGを徹底解説する。

3  お勧め「書籍」コーナー

 まだ決めていません。

2022年8月14日

最新有料記事サンプル


2022年8月15日配信分
特別特集  米国株式が「新たなバブル段階」に入った可能性は?

特別特集  米国株式が「新たなバブル段階」に入った可能性は?

 2022年に入ったあたりからFRBをはじめ(日銀を除く)世界の中央銀行が金融引き締めに転じ、ウクライナ情勢などを受けて世界のインフレがさらに加速したため金融引き締めも強化され、世界の株式市場も下落を続けていた。

 世界の株式市…


2022年8月15日配信分
お勧め「書籍」コーナー

お勧め「書籍」コーナー

 今週は、自分でも「またか」と思ってしまう中国史関連である。現在の中国を理解するためには4000年の中国史を理解しなければならないと考えているからである。

「禁断の中国史」  百田尚樹・著  飛鳥新社  1540円

 これも「またか」と自分でも思ってしまう百田尚…


2022年8月15日配信分
今週の「注目すべき」銘柄   ソフトバンクグループ(以下、SBG)

今週の「注目すべき」銘柄   ソフトバンクグループ(以下、SBG)

その1  巨額損失となったSBGの2022年4~6月期決算で感じる「新たな予感」

 8月8日にSBGの2022年4~6月期決算が発表され、3兆1627億円もの巨額損失となった。その1つ前の四半期である2022年1~3月期も2兆1006億円の損失だったため、2…